ずっと雨でした。
滝は、正直なことを言うともう少しスケールの大きなものを想像していました。轟音をたてて流れる水の迫力は、それなりのものでした。
滝は、2つの部分からなります。左側の小さい方がアメリカ滝、右側の大きいほうが、ホースショーフォールと呼ばれるカナダ側の滝です。真ん中の島はアメリカ領となっています。
定番のアトラクションは、Maid of the Mist(霧の妖精号)という船で滝壷までいくツアー。チケットを買うと、青いポンチョがもれなくついてきます。滝つぼは、水しぶきがものすごく、確かにポンチョがなければずぶぬれです。滝つぼの水流は早く、船は激しくゆれますが、ここまで近づくかというくらい近づいてくれます。
また、滝の裏側に少しだけトンネルが掘られていて、滝の裏側を歩くこともできます。
また、アメリカ側では、崖の下におりて、木でくまれた歩道をあるくこともできます。ここは、足もとに滝の水流が流れてくるくらい滝に接近できます。チケットを買うと、黄色いポンチョとあわせてサンダルがもれなくついてきます。
自画像トーマスコールが低下
街は、カジノがあったり、なぜか熱帯の鳥の博物館があったりとまさに観光地。ナイアガラ川沿いが、公園になっていて、ここをたどって少し中心街から離れたところに行くと落ち着きます。
カナダのリスは黒です。公園のリスは人になれていて、自転車に近寄ってきます。カナダでいちばん歓迎してくれたのは、リスでした。
レインボーブリッジという橋がかかっていて、アメリカとカナダの間を歩いて行き来できます。もちろん、そのたびに入国審査があります。ここで重大なことが発覚、アメリカに1年間滞在できるJ1ビザの所持者であることを証明する書類を忘れてきていたのです!!!昨日、カナダに入国したときは、何もいわれなかったのですが、アメリカ側に渡るときに指摘され、気がつきました。
夜のCAとは何か[
それでもアメリカ側は、「しかたないな」という感じで入国させてもらえたのですが、カナダに戻るときには完全に拒否。すぐに、アメリカ側にもどれといわれてしまいました。窓口で指示され入国管理の事務所に行きました。日本人は、観光目的なら6ヶ月までビザなしで(パスポートだけで)カナダに入国できます。なのに、アメリカのJ1ビザをもっていると、パスポートだけでは入国できないというのも変な話だなとは思いましたが、拙い英語で喧嘩しても仕方ありません。とにかく、ユースホステルに残してきた荷物とカナダ側の駐車場においてきた自転車をなんとか取り戻すことを目標に交渉開始です。
入国管理官は、冷徹な金髪の女性でした。それでも一応1時� ��だけ時間をくれたので、ユースホステルにもどって荷物をまとめ、急遽国外退去。カナダとは、相性が悪いようです。
王子になる方法
J1ビザをもらったときに、説明され書類を大事に保管したところまではよかったのですが、全く迂闊でした。このあと大きな問題にならなければ良いなとは思います。
世界はどんどん狭くなって、国と国を行き来することは以前とくらべると遥かに容易くなっています。インターネットの発達で、そういう感覚がいっそう増していることも事実です。国というものの存在感が小さくなっているなどとも言われます。実際、レインボーブリッジをはさんで、アメリカとカナダでほとんど様子は変わりません。
その一方で、国境というものが厳然と存在しているということを感じさせる経験でした。アメリカに来て2ヶ月すぎ、なんとなく慣れてきたころで、緊張感も薄れてきたなかでの出来事でした。あらためて、「外国にいる」ということを再認識しようと思います。
すでに、夕方。夏場で、8時半くらいまで明るいというのが救いでした。(緯度が高いと夏の日照時間も長くなります。)これが冬場だとすでに日没が近い時間だったと思います。
今日の宿泊代がムダになったのはあきらめるとしても、明日の帰りのバスには、ぜひ乗りたい。そのためには、バスの通過点であるバッファローの街に今日のうちについておきたいものです。
ビジターセンターを探しあてて相談してみると、タクシーでいってもそんなにお金がかからないようです。センターの人がタクシーを呼んでくれました・・・・・・
が、ここで、少しあわてました。お金が全部カナダドルです。とにかく、通貨を交換する時間もなかったのです。
タクシーの運転手のおじさんは言葉の訛からすると、プエルトリコ系の人でしょうか。とてもいい人で、ATMのドライブスルーに連れて行ってくれました。さらに・・・
やはり、あわてていたのでしょう。タクシーに自転車を積み込んでくるのを忘れていました!タクシーのおじさんは快く戻ってくれました。おまけに、バッファローのユースホステルの場所まで探し当ててくれました。
アメリカとは相性がいいようです。
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